04/03 為替と今後の景気の動向 ネガティブサプライズに警戒
注目の指標 米3月雇用統計
本日はアメリカの3月雇用統計が発表されます。雇用統計を見る上で重要な新規失業保険申請件数は9週間ぶりの低水準。失業保険継続受給者数は232.5万人と2000年12月以降で最小となっていますが、経済の回復は期待ほど進んでいないという考え方もあるので一概に景気がいいとは言えないようです。
その中で、労働市場は引き続き拡大。こうなってくると、もし今回の雇用統計で25万人以上の雇用の増加が見込まれた場合、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利に向けたフォワードガイダンスの「労働市場の一段の改善」を満たす事になります。こうなると早期利上げの観測が一気に上がりドル買い。つまりはドル高の流れが継続していくでしょう。
警戒すべきはネガティブサプライズ
リスクを考えることは非常に重要で、特に今回の雇用統計の発表では米3月の非農業部門雇用者数が20万人を割ると危険です。ドル高流れが終わり、ドル安の流れが発生する可能性が出てきます。あくまでリスクの一旦と考えていいでしょう。有名なエコノミストでも20万人を割ると予想している人も少なく、あくまで発表されている予想通りの数ではないかとの見方強いです。
今日の為替予測
※画像はYAHOOファイナンスのものを使用しています。
今日の予測は単純明快で米3月の非農業部門雇用者数と失業率のどちらも見て判断しなくてはいけませんが、失業率は減っていればドル高、非農業部門雇用者数に至っては、20万人のラインでデッドラインが引かれていることを知っておきましょう。このラインを下回れば大きなドル安が考えられます。もちろん米3月の非農業部門雇用者数も数値が25万人に近ければ近いほど、早期利上げの観測が高まりドル高になります。
また、指標発表前にリスク回避の動きが出る可能性も十分にあるので為替相場に要注目です。
バイナリーオプションで投資をする場合は発表された結果を吟味してから投資をするようにしましょう。短期の取引であれば機会を逃さず投資ができるはずです。タイミングをしっかりと見て取引が重要になってきます。